(2)男女別賃金格差 −100年前と比べるとほとんど変化なし−
- 20世紀初頭、製造業に従事する女性の1人1日あたりの賃金は平均で17銭であり、男性の37銭と比べると半分以下の45.9%でした。現在は女性の月間給与額が17.2万円、男性が37.0万円で、格差は46.5%です。100年間で、賃金格差が50%を超えたことは一度もありません。この点からわかるように、製造業に限っていうと、男女別の賃金格差は、1世紀の間にめだった改善のあとがほとんどみられなかったことになります。
- 1920年から30年代にかけて、一時格差の減少がみられますが、これは、製造業の中心が紡績業などの軽工業から鉄鋼・機械製造などの重工業へシフトしたことに伴い、低賃金の男性ブルーカラー労働者が急増したことに加え、昭和恐慌に象徴される当時の深刻な経済危機が広がったことによる影響と考えられます。
